過去の痴漢体験に囚われ、求めるように満員電車に乗る妻 – その1
過去の痴漢体験に囚われ、求めるように満員電車に乗る妻 – その1

過去の痴漢体験に囚われ、求めるように満員電車に乗る妻 – その1

森山春香(仮名)主婦28歳

私は関東の某県に住む主婦です。夫はサラリーマンで、子供はいません。どこにでもいる普通の夫婦ですが、私自身は少し違うかもしれません。私にはある秘密の趣味があります。趣味と言っていいのかちょっとわかりませんが、どうしてもそれをやめることができないんです。そのことを考えるとがまんできなくなります。毎日毎日頭の中をかけめぐり、考えるたけで、アソコがじんわり濡れてきます。何度もやめようと思いましたが、どうしてもやめられないのです。

私がその趣味に目覚めたのは、私が高校に通っていたころの出来事がきっかけでした。私は都内の私立の女子高校に通っていました。私が住んでいる県からは一時間くらいの場所で、毎朝ラッシュの電車に乗って通学していました。それはある初夏の朝のことでした。その日はかなり気温が上がって、朝からムシムシしていました。駅まで急いたので、電車の中に入ると汗がじっとりと滲んできます

呼吸を整えて、汗がちょっと引いたくらいから、ラッシュがひどくなってきました。乗り換え駅までのちょうど半分くらいのところから、ほとんど身動きが取れなくなります。その日もその駅を境に周囲はサラリーマンの男性ばかりになっていました。私の身長は百五十五センチ程度なので、周りが大人の男の人ばかりたと、ほとんど埋まってしまいます。あとは、乗り換え駅までじっと我!便するしかありません。

毎日のことなので慣れていましたが、その日はちょっと違いました。何かがモゾモゾと自分の体の近くで動いているのです。そして、わざとなのか、揺れでそうなるのかわからないくらいのさりげない感じで私の体に接触してきました。初めは気のせいかなと思ったのですが、たんたんそれが意思をもった動きだとわかってきました。手が、あきらかに私の体に触れようとしていたのです。

やがてスカートの上からお尻をゆっくりと撫で回していました。そのうち徐々に指の先に力が入り、お尻をつかんではグニュグニュと揉んでいきました。電車の動きに合わせて体を密着させてきます。頭の上に熱い吐を感じました。痴漢だとはっきりわかってもどうしたらいいのかわかりませんでした。頭の中はパニック状態たったので、この状況から抜け出すには、乗り換え駅で逃げ出すしかありませんでした。

とにかく、じっと我慢して時間が過きるのを待つしかありません。すると、男性の手はどんどん大胆になっていきました。スカートの上からお尻の真ん中を探るように動き、指の先が股間に入ってきそうになりました。私は思わす声を出しそうになりましたが、グッとこらえました。そんなことも知らす指の動きはさらに激しさを増していきました。

スカートの下から入ってきた手は、お尻全体を撫で回し、そのあとショーツの上から股間に入り込んできたのです。他人の指が自分の股間を這いまわる感触なんて、生まれて初めての経験です。男の人のごついくて生温かい手が、自分の股間の、一番大切な部分を探すようにしていました。

そして、とうとう一本の指先がクリトリスに到達したのです。ショーツの上からほんの少し力を強めてグリグリと撫で回していきました。とても怖ろしくて、悲しくて、声も出せすに、ただ身を震わせるばかりでした。それなのに、味わったことのない熱っぽい感覚が下腹部から込み上げてきたのです。あのときはそれが「快感」だなんて知りませんでした。

もそもそと皮膚の下を虫が這いまわっているような、姿の見えない化け物に体ごと乗っ取られていくような異常な感覚に襲われたのです。男性の指がいったん止まると、ショーツの中に侵入してきました。上から手が入ってきて、さきほどと同じようにお尻全体をいじくりまわし、最後は股間に潜りこんできたのです。直接なので、刺激がさらに強くなります。

「んんっ」。我慢できす、私は声を出してしまいました。電車の音でかき消されるくらいの小さな声たったので、周りの人に気づかれることはありませんでした。でも、このままどんどん激しくなってくれば、もっと大きな声を出してしまいそうで怖くなりました。それは間単に抑えられるようなものではありません。ほとんど無意識にあふれ出てしまいそうになるのです。

なにか後ろめたいことをしているような、そんな切ない気持ちになっていました。それでも男性の指は容赦なく内側に入り込んできたのです。ゆっくりと入り口の周りを撫で回すように。「だめ・・・」

ー その2へ続く ー

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